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カーボンオフ・ショッパー

カーボンオフセット可能な輸送を選択し、買い物を通じて環境改善に貢献しようとする生活者たち

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概要:「カーボンオフ・ショッパー」とは?

コロナを経て長期間に自宅生活を暮らしている生活者たちの間に消費意識の変化が起こっている。片付けることで生活の喜びを再発見するなり、外食できなくなってから自炊生活を楽しむようになるなりなど、今まで自分の消費行動は地球環境にどういった影響をもたらしているかを見直そうとしている生活者が増えている。その中、特に物流に注目し、買い物する際に商品はどういう手段で送られ、その過程は環境にどこまで影響を及ぼしているのかを意識している生活者が登場し、我々は彼らを「カーボンオフ・ショッパー」と名付けている。エシカル消費に伴い、今では商品の素材や働き環境が可視化になりつつあるのに、輸送プロセスに触れることができなかった。そのため、輸送による環境への負荷を知り、ECサイトで買い物をする際にカーボンオフセット可能な輸送方法を選び、買い物を減らすより、買い物を通して環境改善に貢献できると考えている。彼らを調査することで、新しいエコ消費の形がわかるかもしれない。

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SEEDERアナリストのコメント

高 澍(がおしゅう) アナリスト

環境問題に対するブランディングの観点を、物流という切り口から考えるのは新しい視点ではないでしょうか。コロナは人々の生活、買物行動に急変をさせると同時に、今まであまり考えていなかったことに気づくようになったきっかけにもなっています。日本でも高まる環境意識の問題に対して、企業の対応を考えるヒントになるのではないでしょうか。

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