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エシカル思想家

買物する際にブランドや商品に込めた、エシカルな考え方を重視するミレニアル世代生活者

KeyWords
  • エシカル消費
  • 自己表現
関連業界
  • アパレル
  • スキンケア
国・地域
  • 欧米

概要:「エシカル思想家」とは?

自己表現の手段といえば、通常は化粧やファッションを思い浮かべることが多いだろう。私達は化粧の仕方、ファッションスタイルを変えることで自分のアイデンティティを日々構築している。しかし、パンデミックによるロックダウンで騒音や汚染物の減少、地球環境の微小な回復などの報道によって、環境問題に意識を持ち始めたミレニアルズが増えつつある。その中、環境配慮を自分の重要なアイデンティティの一つとして考える生活者が現れた。彼らを「エシカル思想家」と名付けた。彼らは単に消費を我慢するのではなく、環境問題を考慮しながら流行や最先端の消費を追いかけているのが特徴である。例えば、商品を作るのにかかる環境負荷の度合いをしるだけでなく、そもそもなぜその商品を作るようになったのか、作る過程に利用する素材はどのように選定したのか、商品を利用することで得られるエコな体験は何かを重視する。我慢ではなく、最先端のエコ消費を謳歌しようとする彼らを調べることは、環境問題がより重要なテーマになる未来において示唆を与えてくれるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

高 澍(がおしゅう) アナリスト

今まではエシカル消費やサステナビリティについてさまざまな角度から語ってきました。今回はミレニアルズにフォーカスし、彼らにとってのエシカルとは何かについて分析しました。エシカルなものは単なるSDGsやサステナビリティの枠にはめて実行だけでは物足りず、ブランド自ら考えるエシカルとは何かを解釈し、それを踏まえた上のものづくりが今後求められていくのではないでしょうか。

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