ちょい足し族 v2
食事に自分なりの+αを付け加えて食体験を楽しむ生活者
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概要:ちょし足し族Ver.2とは?
2015年末に「10分どん兵衛」が大きな話題になったように、近年、分野を問わず、メーカー側が想定していない使用法を生活者が発明し、それをメーカー側も取り入れることが当たり前となってきた。特に食においては、個々人のこだわりや、マニュアルから外れた美味しい食べ方などが世の中に数多く存在する。また、SNSなどのインターネットメディアを通して、提供者の想定する使いかた、消費のされかたにプラスアルファを付け加える生活者がますます見える化されている。
「ちょい足し族 V.1」では、生活者が商品に対し「ちょい足し」をより行いやすくなる新しい環境の創出などに焦点をあて、あらたな機会領域についてまとめた。本レポートでは、これに追加し、自分の求める味を追求する生活者などに焦点をあて、消費者にちょい足しを促し、また、それを可視化させるような仕組みについてさらに深堀って調査をした。
今後、BtoCの商品・サービスにおいて、消費者に最後の選択肢を委ね、パーソナライズ化を可能とすることの需要は高まる一方であると言える。そこでまずは食品産業においての「ちょい足し族」にフォーカスして調査を行うことから、企業と生活者のコラボレーションのヒントをまとめた。
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SEEDERアナリストのコメント
こちらは、「ちょい足し族」の続編レポートとなっております。ちょい足しは個人の直感やなんとなくのイメージといった 右脳的・感覚的判断に基づいて行われており、アドリブであるためにレシピや記録に残されることがありません。万が一想像を上回る味のクオリティを得られても、偶発的に生まれた組み合わせであるため再現性がないというデメリットがあります。このように感覚的に行われるちょい足しのパターンやアイデアは目に見えない経験知にとどまっていますが、それらを定性的なデータベースとしてレポーティングしているのが本レポートシリーズです。